第17回日本医薬品情報学会総会・学術大会

大会長挨拶

第17回日本医薬品情報学会 総会・学術大会 大会長 : 武田 泰生
(鹿児島大学医学部・歯学部附属病院 教授・薬剤部長)


 このたび 第17回日本医薬品情報学会 総会・学術大会を平成26年7月12日(土)・13日(日)、かごしま県民交流センター(鹿児島市)において開催させていただくことになりました。
 本学会は会員数約900名を擁し、医薬品情報学に関する教育・研究の向上、及びその応用並びに国内外の相互交流により薬学及び医学、医療の進歩向上に貢献することを目的に幅広く活動しております。そして、その対象は、病院や薬局といった医療現場で働く方、大学教育関係者、製薬企業や医薬品流通関係者、医療行政関係者など多方面にわたっております。
 今回は5年ぶりに九州の地で、病院薬剤部が担当し、メインテーマを「チーム医療のさらなる展開へ -医薬品情報の共有と応用-」として開催いたします。医療の現場では多職種によるチーム医療が急速に進展しており、薬剤師は医薬品情報を多職種の医療スタッフと共有し、応用しながら協働してチーム医療に貢献しなければなりません。そして、そこから新たなエビデンスの創生へと展開していくことが求められています。医薬品を安全で適正に使用するために、医薬品情報の共有と応用について議論し、チーム医療に貢献できる学術大会にしたいと考えております。
 遠き鹿児島の地に、事前登録で600名を超える方にご参加いただきます。一般演題として、口演35題およびポスター120題のご登録をいただき、また6つのシンポジウムで23名の方々から医薬品情報に関わる様々な話題を提供していただく予定です。さらには、特別講演、教育講演や市民公開講座も行われます。参加者の皆さまには熱き思いを語り合う場となり、実りある学会となれば幸いです。
 最後になりましたが、本総会・学術総会を開催するに当たり、多くのみなさまのご理解とご協力を賜りましたことを心より感謝申し上げます。ありがとうございました。